2009/09/27

レストランガイドとか口コミとか

僕がまだ東京で働いていた6年くらい前
東京レストランガイドという口コミサイトがあって
非常に強い影響力をもっていた
今も東京レストランガイドは存在するんだけど
今では食べログのほうが影響力ははるかに上だろう

その東京レストランガイドで当時もっとも支持を集めていたのが
原田シェフの旧アロマフレスカで
レビュー数と賞賛の嵐は他店を圧倒的に引き離していた

どのメディアが最初に紹介したかは分からないけど
同時進行的に様々なメディアに紹介され
原田シェフは一気にスターシェフとなった

この現象は飲食業界にとってセンセーショナルな出来事で
第二の原田シェフを目指して
料理人がインターネットの口コミサイトを意識するようになっていった
僕が働いていた店のシェフは
インターネットの使い方も ネットのルールも何も知らない人だったけど
東京レストランガイドのことは知っていたし、その為にPCを購入したくらいだった

6年前はまだADSLがようやく普及したころで
ウェブサイトも未成熟なものが多かった時代
東京レストランガイドも人気が出るにつれて非常に繋がりにくい状態が続き
たとえ繋がったとしても クリックした後1分ぐらい画面が切り替わらない状態が続いた

もともと運営らしい運営があったのかも分からないくらいの状態で
口コミもレビューアーの良識にほぼ任されていた
非常に辛口の人もいたが
ただそこは お金持ちの食通のコミュニティーだったから
問題らしい問題は僕には見えなかった

ただアロマフレスカの成功が状況を一変させた
自作自演と工作員で溢れかえった
僕の働いていた店のシェフもホールの子にレビューを書かせていた

ある時 東京中の有名イタリアンをすべておしのけて
新橋に新しく出来たイタリアンがトップになった
不自然な高得点と 単発ハンドルネーム(他の店をレビューしていない)が溢れた
あるレビューには
「大型プロジェクターでハードロックが流れているお洒落なイタリアン」だと・・・
明らかな自作自演だった
そしてその自作自演を嫌って 極端に低い点が付けられた
明らかな工作活動
東京レストランガイド 終わったなと思った


口コミ系のガイドを運営するためには
情報が透明でなければならない
自作自演と工作活動を徹底して排除しなくてはならない
閲覧者に正しい情報を伝える有益なサイトでなければならない
そのためのルールを作り システムを作るには大変な頭脳が必要だろう
それが出来ないのであれば、無責任なランキングを作ってはいけない



昨日 遅い時間にたくさんのお客さんに来て頂いたんだけど
みなさん2件目みたいで ピザくらいしか食べず 飲み中心になっていた
ホールのバイトの子は忙しそうだったけど
僕は12時まで暇だなーと思って
パソコンで自分の店検索して 眺めていた たまに検索します
なぜか愛媛コマチのページにたどり着いていた

イタリアンで調べると 右に昨日のランキングが出る
ウチの店は入っていない
軽く1位にしてみようと思って 20回くらいページ切り替えたかな
今日見たら昨日の1位はチャパクアでした
自演完了

ていうか いまどき ページビューだけでランキングつけるかね
無責任すぎる
ユーザー数でカウントすればこんな自作自演 簡単に排除できるのに
そんなこともせず くだらないランキングを垂れながしている愛媛komachi

おまけに口コミまでのせている 
レビュアーの情報はまったく見れない 
その人が他にどんなレビューをしているかが一番重要なのに
それが参考になって 「このレビュアーとは趣味が合うな」と思えば
その人が薦める店に行ってみようと思うわけで・・・
単発なら 全然信用しないし 工作員か自演のどっちかでしょ
情報が非常に不透明

まぁ20クリックで1位とれるくらいなんで たいした影響はないんでしょうけど

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